カレイ・サケ釣り

北海道遺産の流氷砕氷船「ガリンコ号II」が春以降9月末までフィッシング船として運行している。釣り船としてもリピーターが増え、職場などのレクリエーションとしての利用もあるほどだ。肉厚でやわらかい「紋別カレイ」が主体で、お盆以降は、腕前にもよるが、30〜40センチも期待できそうとのこと。

 1日臨時含め4便(要予約)。2・3・4時間の3コース(2,000〜4,000円)。釣り道具の貸し出し、クール便発送で、旅の途中、手ぶらでもOK。船員のアドバイスもあるので初心者でもOK。今年(平18)から乗船料と紋別のホテルの宿泊パック(1泊2日)を開始(1万円から)し、夕食にカレイなどを釣った魚を料理してくれる。

 9月からサケの釣りシーズンが始まる。川釣りは原則禁止されている。釣り場は、カラフトマスと同様、オホーツク沿岸、紋別周辺では、藻別川、興部川、雄武川などの河口。数キロの魚体をつりあげる醍醐味は格別だ。河川付近等でのサケマス採捕禁止区域があるので注意が必要。釣り情報、釣り道具のレンタルなどは、「ペンションループ」などで対応している。

※オホーツク・ガリンコタワー(株)
 紋別市海洋公園1番地
 TEL.0158-24-8000

※ペンション ループ
 紋別市渚滑
 TEL.01582-3-7647

 


雄武産「メジカ」

結果はどうであれ、サケのブランドを求めて雄武(オウム)町へ。同町では、10月下旬から11月上旬にかけて雄武沖の定置網に「メジカ」がかかる。雄武漁協では、メジカを厳選の上、産地を示す「タッグ」を付け、全国に送っている。同漁協の直販店「海鮮丸」をのぞいてみよう。

 サケは、サケ科の海水魚で、北太平洋を回遊し、数年後の秋、生まれた川に帰ってきて産卵する。日本で一般的に呼ばれるサケはシロザケ。漁獲時期や魚体の成熟度、食味などによって、独特の名称で呼ばれている。まだ産卵しない回遊中の若い「ケイジ(鮭児)」、春から夏にかけ回遊する「トキシラズ(トキ)」、産卵を間近に控え、河口周辺に集まる「アキアジ」「ブナ」、産卵後は「ホッチャレ」。

 メジカは、沿岸まで回帰し産卵の準備に入ろうとしているところで、体の脂肪分が多く、他のアキサケよりおいしい。漁獲量がすく無いことから高値で取引されている。アキアジに比べると目と鼻先の間隔が短いことからメジカ(目近)と呼ばれている。

 同漁協では、秋サケの「寒風干し」「山漬け」も製造・販売している。山漬けは1尾ずつ逆塩をし山のように積み上げ水分を抜き、うま味を凝縮する製法によるもの。こちらも限定品となっている。

 雄武町から隣町の興部町宇津へ。(有)冨田ファームでは、乳牛200頭を飼育し、チーズ工房を併設したファームインを行っている(1泊2食大人7,350円)


※雄武漁業協同組合直売店 海鮮丸
 雄武町字雄武690-1
 TEL.0158-84-4686

※(有)冨田ファーム
 興部町字宇津99-8
 TEL.0158-88-2611

オホーツク新紋別空港
 
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