大陸・流氷・オホーツク 浪漫を掻き立てる 古代人の爪跡

 サロマ湖の東端、約12万1千メートルの落葉広葉樹林が「ところ遺跡の森」として整備されている。

 この遺跡は2万年ほど前から旧石器時代から縄文、続縄文、オホーツク、擦文、アイブ文化と各時代のものが揃っているのが特徴で、約2500軒の竪穴式住居跡が確認されている。

 公園内には博物館「ところ遺跡の館」や、埋蔵文化財センター「どきどき」の学習施設、さらには隣接して東京大学文学部常呂資料陳列館もあり、まさに常呂遺跡の研究・学習の集積地となっている。


埋蔵文化財センター「どきどき」


▲ 竪穴式住居跡



■住所/北見市常呂町字栄浦371
■開園時期、時間/通年、9:00〜17:00
■休園日/月曜、祝日の翌日(7・8月は無休)
■入園料/大人200円、中・高生100円
小学生50円
■問い合せ先/TEL.0152-54-3393
■交通/JR網走駅よりサロマ湖行きバスで70分、サロマ湖栄浦下車徒歩2分


 縄文時代から続縄文、オホーツク文化、擦文文化の各時代にわたる竪穴住居跡を公園として保存・公開しているのが「オムサロ遺跡公園」だ。この遺跡からは、現在200軒以上の竪穴住居跡が確認されている。

 公園内には、竪穴住居や高床倉が復元されているほか、住居跡を発掘住居の状態で残した露出住居、住居の構造を見せてくれる半露出住居があり、発掘や復元の過程も見ることができる。


竪穴住居跡

■住所/紋別市渚滑町川向153
■開園時期、時間/5月〜10月、10:00〜16:00
■休園日/月曜、雨天日
■入園料/無料
■問い合せ先/TEL.0158-23-4236
(紋別市立博物館)