大陸・流氷・オホーツク 浪漫を掻き立てる 古代人の爪跡

常呂町内の遺跡から発掘された、縄文から続縄文、擦文にわたる時代を中心に、出土品が展示されている。各時代を比較しながら見ていくとおもしろい。建物は竪穴住居をイメージして建てられ、住居模型や遺構全体模型などが展示されている。

■住所/北見市常呂町字栄浦371番地
■開園時期、時間/通年 9:00〜17:00
■休園日/月曜、祝日の翌日(7・8月は無休)
■入園料/大人200円、中・高生100円、小学生50円
■問い合せ先/TEL.0152-54-3393

遺跡からの出土品を収蔵する施設で、ここで土器などの整理や復元を行っている。展示コーナーでは、樺太アイヌの貴重な資料のほか、発掘道具の展示もある。さらに土器の復元作業も見られ、考古学に興味がある人なら一度は見ておきたい。

■住所/北見市常呂町字栄浦376番地
■開園時期、時間/通年 9:00〜17:00
■休園日/月曜、祝日の翌日(7・8月は無休)
■入園料/無料

■問い合せ先/TEL.0152-54-3167


常呂遺跡調査に当たった東京大学の出土資料を展示した資料館。無人の資料館なので、観覧は自由だがくれぐれもマナーを守って見学しよう。

■住所/北見市常呂町字栄浦384番地
■開園時期、時間/通年 9:00〜17:00
■休園日/月曜(午後)、火曜
■入園料/無料

■問い合せ先/TEL.0152-54-3393

在日40年にわたりキリスト教伝道の尽くしたピアソン夫妻は、大正3年から昭和3年までの15年間を北見で過ごした。ピアソン記念館は大正3年に建てられたピアソン夫妻の私邸で、館内には夫婦の遺品などが展示され、足跡をたどることができる。近年ウイリアム・メレル・ヴォーリスの設計であることが判明し、建築史資料としても貴重である。北海道遺産。

■住所/北見市幸町7丁目4番地28号
■開園時期、時間/通年 9:30〜16:30
■休園日/月曜、祝日の翌日
■入園料/無料

■問い合せ先/TEL.0157-23-2546

昭和14年頃には世界市場の約70%を占めていた北見のハッカ。昭和9年に設置された北見ハッカ工場の旧事務所を復元して、関係資料の展示及び公園として公開。隣接する薄荷蒸留館では、ハッカ蒸留の様子が見学できるほか、蒸留機などが展示されている。

■住所/北見市南仲町1丁目7番28号
■開園時期、時間/通年 9:30〜16:30
■休園日/月曜、祝日の翌日
■問い合せ先/TEL.0157-23-6200

明治30年に屯田兵によって開拓された町の歴史を紹介した資料館。当時の屯田兵屋、屯田兵と開拓者達の肖像画、昭和初期以降の農機具などが展示されている。端野郊外にある鎖塚に関する資料も見ることができる。

■住所/北見市端野町字2区469番地
■開園時期、時間/通年 5/1〜11/7 10:00〜16:00
■休園日/月曜(祝日は開館)
■入園料/大人100円、小中学生50円
■問い合せ先/TEL.0157-56-2560


明治24年、わずか1年間で開削された中央道路(網走〜北見峠)は、別名囚人道路といわれている。開削工事には、網走監獄の囚人が1000人以上も動員され、囚人たちは足に鎖をつながれたまま過酷な労働を強いられた。死亡者は200人以上と言われる。

鎖塚は、犠牲者の死体が土饅頭にされて、その上に鎖が乗せられていたもので、現在は手厚く慰霊されている。

■北見市端野町緋牛内
 (旧網走道路沿い)