建造物でめぐるオホーツク

オホーツクの建造物

ダム・橋梁・交通・歴史的建物ほか

卯原内ダム

農業用水の確保と、洪水の一時貯留によって、田畑を守る農業用ダム。
卯原内ダム
堤の麓には、大型の駐車場が整備されている。

卯原内ダムは、国土交通省北海道開発局が国営灌漑排水事業・網走川下流地区の事業の一つとして建設し、網走市が管理する灌漑用のダムである。ダムの建設着工は一九七七(昭和五二)年、完成は二〇〇〇(平成十二)年。

灌漑目的の農業用ダムは、雪解け水または雨水を貯めておいて、雨があまり降らない農耕期(五月〜一〇月)に、田畑へ水を供給することが目的である。また、農業用ダムは洪水の一時的貯留によって田畑を守る役割を兼ねることもある。

DATA
卯原内(うばらない)ダム
  • ダム形式:中心不透水性ゾーン型フィルダム
  • 河川名:卯原内川/卯原内川水系
  • 所在地:北海道網走市字卯原内
  • 位置:北緯43 度58 分39 秒,東経144 度04 分11 秒
  • 着工年:1978 年
  • 完成年:2000 年
  • 用途:灌漑
  • 堤高:40.5m
  • 堤頂長:355m
  • 堤体積:820,000 立方m
  • 湛水面積:34ha
  • 総貯水量:4,300,000 立方m
  • 有効貯水量:4,000,000 立方m