建造物でめぐるオホーツク

オホーツクの建造物

ダム・橋梁・交通・歴史的建物ほか

日本キリスト教会遠軽教会

遠軽開拓民の心の拠り所となった教会。昭和六年に建築され、八〇年以上変わらぬ風情でたたずんでいる。
日本キリスト教会遠軽教会
窓には麦の穂を思わせる意匠を施し、円形の窓はバラ窓。

遠軽町の開拓は、一八九七(明治三〇)年、キリスト教的移住団体「北海道同志教育会」の第一回移民団が入植したことに始まる。しかしその翌年には、未曽有の洪水に見舞われ、開拓を断念し故郷へ帰る者が相次ぎ、残された者も希望を失い困窮を極めた。そうした人たちが心の拠り所として、一八九九(明治三二)年に集会場を作り、それが現教会の母体となった。明治末ごろには本格的な公会堂を作り、一九三一(昭和六)年に焼失したが、すぐに建て直されたのが、現在に残るものである。市街地が大きく変貌する中、この空間だけは時を止めている。

DATA
日本キリスト教会遠軽教会
  • 所在地:紋別郡遠軽町大通南2丁目
  • 建設:1931(昭和6)年
  • 構造:木造2 階建て
  • 設計者:池畑敏行
  • 1897(明治30)年 キリスト教的移住団体移民団が入植
  • 1899(明治32)年 集会所を建築
  • 1912(明治45)年 本格的な公会堂を建築
  • 1931(昭和6)年 公会堂を焼失。同年に現教会建築。